いちじくの木はその実を結び、 ぶどうの木は花咲いて、かんばしいにおいを放つ。 わが愛する者よ、わが麗しき者よ、 立って、出てきなさい。
わが愛する者はわたしに語って言う、 「わが愛する者よ、わが麗しき者よ、 立って、出てきなさい。
地が芽をいだし、園がまいたものを生やすように、 主なる神は義と誉とを、 もろもろの国の前に、生やされる。
神がわたしたちをとおして勧めをなさるのであるから、わたしたちはキリストの使者なのである。そこで、キリストに代って願う、神の和解を受けなさい。
「もしおまえも、この日に、平和をもたらす道を知ってさえいたら………しかし、それは今おまえの目に隠されている。
いちじくの木からこの譬を学びなさい。その枝が柔らかになり、葉が出るようになると、夏の近いことがわかる。
種はなお、納屋にあるか。ぶどうの木、いちじくの木、ざくろの木、オリブの木もまだ実を結ばない。しかし、わたしはこの日から、あなたがたに恵みを与える」。
その枝は茂りひろがり、 その麗しさはオリブの木のように、 そのかんばしさはレバノンのようになる。
刈入れの前、花は過ぎて その花がぶどうとなって熟すとき、 彼はかまをもって、つるを刈り、枝を切り去る。
わたしは言う、「このなつめやしの木にのぼり、 その枝に取りつこう。 どうか、あなたの乳ぶさが、ぶどうのふさのごとく、 あなたの息のにおいがりんごのごとく、
わたしは谷の花を見、ぶどうが芽ざしたか、 ざくろの花が咲いたかを見ようと、 くるみの園へ下っていった。
わが愛する者よ、見よ、あなたは美しい、 見よ、あなたは美しい、あなたの目ははとのようだ。
われわれのためにきつねを捕えよ、 ぶどう園を荒す小ぎつねを捕えよ、 われわれのぶどう園は花盛りだから」と。